ボラトリ 多頭飼育崩壊の保護っ子

新くんに続き、

今回 多頭飼育崩壊で20頭保護されたわんんこのうちの2人のわんこをシャンプーしました。

 

 

体はやせ細り、シャンプーをしている時も、体がふらつくことが何度もありました。

 

怖がることもく、とても大人しく穏やかなふたり。

 

シャンプーしている時はすごく気持ち良さそうなお顔を見せてくれました。

 

ひとりのわんこは頬や耳に傷やカサブタがありました。

もしかしたら、たさくさんいる同居犬に噛まれてしまったのかもしれないですね。

 

もうひとりのわんこは停留睾丸がかなり大きなっていました。

悪性の腫瘍になっていないか心配です。

 

見た目がそっくりなふたり。

話によると、もともといた子が子供を産み、またその子供が兄弟や親との子供を産み、

結果20頭にまで増えてしまったそうです。

 

 

多頭飼育崩壊でよくある話です。

 

 

近親交配なので、他の犬舎にいた子たちもみんなそっくりでした。

遺伝的な疾患が出てしまう子もいるかもしれません。

 

 

 

多頭飼育崩壊。

こんなことは絶対にあってはいけないことです!!

 

自分の可愛い子の子供を産ませたいという方や、避妊去勢手術が可哀想という方もいらっしゃるかと思いますが、

私は一般の家庭で犬猫を飼う場合は、避妊・去勢手術をお勧めします。

子犬を産ませるのはブリーダーや犬の知識がきちんとある人だけにしてほしいと思っています。

そして、避妊去勢をすることの方が重大な病気のリスクを減らすことにつながるし、

予定外の妊娠をすることもありません。

 

 

 飼い主さんによってそれぞれ考え方はあると思いますが

犬猫を飼う人は、正しい知識を持って、犬猫が不幸な運命を送ることのないように一人ひとりが責任を持って必ず終生飼養をするのは当たり前のこと。

 

この子たちは何にも悪くありません。

この子たちは飼い主を選べないのです。