ボラトリ4人目はレオくん。
レオくんは多頭飼育崩壊で収容されたわんこです。
犬同士の喧嘩でレオくんの右目の瞼は裂け、治療してもらうこともなくそのまま皮膚がくっついてしまったせいで、右目の瞼が眼球に当たってしまいずっと涙が出てしまいます。
瞼は手術が必要だそうです。
保護時ガリガリにやせ細っていたそうですが、今もまだガリガリです。
壮絶な犬生を送ってきたレオくん。
想像すると胸が苦しくとても辛いですよね。
職員さんに「もう洗えるような子はおらんぞー」と言われましたが、無理を言ってレオくんをシャンプーさせていただきました。
人の温もりを知ってほしい。
人ともっと関わって人に慣れてほしい。
きれいになって早く里親さんが決まってほしい。
いろんな思いがありました。
今までブラッシングもシャンプーもしたことが無いレオくん。
当然ですが怖くて脱糞しまくりでした!
ボコボコと浮いていた抜け毛をブラッシングで取り、シャンプーもしましたが、スキを見つけて逃げようと必死なレオくん。
職員さんに「大丈夫!」と言われ、優しく頭をポンポンしてもらうと気持ちを落ち着かせ頑張ってくれました。
職員さんの愛情をレオくんが一番よく知ってるよね。
センターにはレオくんと同じ家系のわんこが他にもまだ何頭かいます。
狭い小屋に数十匹も閉じ込められ、近親交配により何かしらの疾患がある子もいます。
犬同士の喧嘩でマズルが傷だらけになっていたり、みんなガリガリに痩せていたり。
一人でも多くの子が治療をし、温かいお家でこれからやってくる寒い冬を過ごしてほしいです。
こういう子たちがいることを皆さんにも知っていただき、この子たちが幸せに暮らせるよう頑張ってくださっているセンターの職員さんたちやボランティア団体がいることも知っていただけたらと思っています。
ボランティア団体「しあわせの種たち」では他団体さんからも見放され引き出してもらえない子たちが多くいます。
レオくんのように治療が必要な子、老犬、野犬が多くいます。
このような子たちがひとりでも多く幸せな犬生を送れるよう皆様もどうぞ応援よろしくお願いいたします。